どもども、虎豆しば2号(@mamesiba9171)です。
サンデーAFJに寄稿した通り、去る3月4日の夜にM3チップ搭載MacBook Airが発表されました。
まぁどこが進化したのか等はサンデーAFJでまとめているのでそちらを見て頂くとして、こちらの個人ブログでは深く突っ込めなかった個人的に気になったポイントについてのお話をしていこうと思います。
カスタマイズするとチップが変わる
個人的に気になったポイントは、カスタマイズをするとチップの選択が変わる点です。
M3チップ搭載MacBook Airのベースモデルは8コアCPUと8コアGPU、16コアニューラルエンジンのM3チップ、8GBのユニファイドメモリ、そして256GBストレージとなっています。
ただApple Storeで購入する場合ここからカスタマイズ(CTO)が行えます。このCTO画面でこのような表記があります。

要するにユニファイドメモリ、あるいはストレージをワンランク上げるとチップも自動的に10コアGPUの上位モデルになるということです。
なので逆で考えると8コアGPUモデルは8GBユニファイドメモリと256GBストレージの組み合わせでしか実現しないということですね。
M3無印チップが搭載されているMacはMacBook Airに更新が掛かる前はMacBook Pro 14inchのみでした。M2チップの例に倣うとMacBook Proには上位チップがデフォルトで設けられていたので分かりませんでしたが、今回MacBook Airが登場したことによってM3チップではベースモデルのみしか8コアGPU用意されていないのね、という風に思いました。
が、それではここで併売されているM2チップ搭載MacBook Airの方も見てみましょう。

なんとM2チップ搭載MacBook Airの方でもユニファイドメモリ、あるいはストレージをカスタマイズすると自動的に10コアGPUが選択されるようになっています。M2チップが現行モデルだった際はこのような仕様ではなく、8コアGPUのままユニファイドメモリやストレージをカスタマイズ可能でしたので、M3チップ搭載モデルが登場したタイミングでこのような販売形態に切り替えたのでしょう。
M4(仮)チップでは8コアGPUが無くなるのでは?
M2チップもM3チップも8コアGPUはベースモデルしか選択出来ない。ということは生産ラインを絞っているとも言えますよね。となると次期チップになるであろうM4チップではいよいよベースモデルが10コアGPUになるのではないか、という仮説が湧き出てきました。
M1チップから始まり、Mx Pro、Mx Maxチップらはコア数が世代交代する度に増えているものの、無印は長らく8コアCPUと8コアGPUがベースでした。
多くのユーザーにとってはこの仕様で何ら問題無いとは思うものの、テクノロジーの進歩としてコア数が増えていかないのはどういうことなんだろうなーとは思っていましたが、いよいよM4チップでそこにテコ入れが入るのではないかと。
いよいよM1 Proのベースが追いつかれる可能性が出てきた

ではM4チップのベースモデルは10コアGPUになるとして、MacBook AirのCTOモデル、およびMacBook ProやMac miniに搭載されるであろう上位モデル用チップはどうなるかということですが、順当に行けば14コアGPUになるのかなと思います。
CPUのコア数にテコ入れが入らないとすると上位モデルは8コアCPUと14コアGPUとなります。
これ、実はMacBook Pro(14-inch, 2021)のM1 Proチップ搭載モデルと全く同じ仕様となります。
個人的な話ではありますが、外出用MacとしてMacBook Pro(14-inch, 2021)を使用しています。こちらのAppleCare+が2025年7月で切れてしまうので、次のMacBook買い替え先はどうしようか、と考えていました。
あくまでもベンチマーク上の話ではあるものの、CPUに関しては既にM3チップのほうが優れています。ただGPU性能については上位モデルの10コアGPUだとしても、2世代前のM1 Proの14コアGPUには追いついていません。ただこの差だとM4チップあたりで同等か越されることになるだろうなーとなんとなく予想していました。
ボクがMacで行う主な作業がAdobe Premiere Proを使った動画編集であるため、GPU性能というのはとても重要です。なのでGPU性能が越されたタイミングで無印チップのMacBook Airに買い替える形でいいかなと思っていたところで、いよいよコア数が追いつかれる未来が見えてきました。
M1 Proチップ搭載MacBook Pro自体は性能的にはまだまだ高速で、何ら不満なく使えているという声もちらほら見かけます。実際にボクもスペック不足を感じるシーンはほぼ無く、感じるとしてもたまーに4K動画を編集する時くらいです。
そのためM2チップ以降が登場しても買い替えていないユーザーは多いと思いますが、来年か再来年あたりでいよいよ買い替えても良い時期が来るかもしれないですね。
オマケ:iMacだと8コアGPUのままカスタマイズ可能

M3無印チップを搭載したMacで言うと、昨年11月に登場したiMac 24inchがありますが、こちらは引き続きベースモデルの8コアGPUを維持したままユニファイドメモリやストレージのカスタマイズが可能なんですね。

あと今回の話題に直接的関係は無いものの、Mac miniはベースモデルであってもM2チップの上位グレードである10コアGPUのものが搭載されているのに対して、iMacはベースモデルが下位グレードの8コアGPUのものなのはどういう裁量なんでしょうか。。
以上、M4チップではベースモデルが10コアGPUになるかもしれない未来が見えてきたというお話でした。
まぁこれは仕様から見えてきただけで、何の根拠も無いのでM4チップ登場時にフタを開けたら引き続き8コアGPUのままという可能性も大いにあり得ますので、そこだけはご留意を。
でも各世代のGPUベンチマークを見ていると、GPUのコア数が増えなかったとしてもスコアはM4チップで越されそうなので、M5チップが出たときにM4チップが値段下げて併売されたタイミングくらいで買い替えようかなとぼんやりと考えています。
ではでは。




